武田幸三、ザンビディス戦に向け公開練習!




 3月27日、埼玉県三郷の治政館ジムにて4・4「K-1 WORLD MAX 2007〜世界最終選抜」でマイク・ザンビディス(メガジム)との一騎打ちを控えた武田幸三(治政館ジム)が公開練習を行った。

 激しいファイトスタイルを身上とする武田も今年で35歳。歴戦のダメージは確実に武田の身体を蝕んでいる。しかも今回の相手であるザンビディスはMAX初代世界王者のアルバート・クラウス(チーム・スーパープロ)をもKOした豪腕の持ち主。一発でもいいのをもらえば、そのダメージは計り知れない。しかしどんな相手であろうと武田は自らのスタイルを貫く。「お客さんが何を観にきているかということを考えて闘う」という武田。たとえ危険をおかしてでも、ポイントで逃げるようなセコイ闘いをする気持ちは全くない。

 しかしザンビディス対策もぬかりはない。師匠である長江館長の持つミット打ちでは、館長のフックに合わせて前蹴り、ヒザ蹴り。そして伝家の宝刀である“ローキック”を叩き込んでいく。手術をした目の回復も順調のようで「距離感が掴めてきた」と語る。
 常に「引退」の二文字を意識しているという武田だが、引退までには現役王者ブアカーオ・ポー.プラムック(ポー.プラムックジム)と闘いたいという。果たしてその願いは叶うのだろうか? まずは目の前のザンビディスをマットに這わせることからだ。

武田幸三
「ザンビディスはわかりやすい選手ですね。右のパンチが強い。打ち合ったら? 向こうが強いと思います(笑)。でもいけますよ。勝つためにヒザ蹴りと前蹴りは多く使うと思います。ジャブ、前蹴りなど、出入りの練習はたくさんしました。でも、お客さんが何を観にきているかというとローキックでしょう。最近変えたこと? 昔に比べると身体のケアをよくしますね。マッサージとか、練習と同じくらいの時間を割きます。体力的には変わりませんが、身体のケアは必要です。最近では試合が終わってもあまり飲みに行ったりしません。本当は実家が飲み屋なので、酒は好きなんですけどね(笑)。目は距離感がつかめるようになりました。ローキックの選手なので、足にヒビが入ったり折れたりするのは当たり前です。いつ終わってもおかしくないのですが、引退までにはブアカーオ・ポー.プラムック選手と闘いたいです。人間離れしていて、すべてが揃っているからです。自分試しですね」


(写真・文/神田勲)